救命士の紹介
救命士日記皆さんこんにちは。
今回ブログを担当させていただく、救急救命士の斉藤と申します。
私は、以前消防署の救急隊として活動しており、一昨年より江戸川病院へ入職しました。
今回、「救急救命士」についてご紹介させていただきます。
救急救命士は1991年(平成3年)にプレホスピタル(病院前救護)を担う医療国家資格として制度化されました。
救急救命士が行う救急救命処置は、気管挿管や静脈路確保、薬剤投与(アドレナリン、ブドウ糖)、心肺蘇生など緊急時に必要な処置を専門的に行います。
そんな、病院前救護を担う救急救命士が医療機関で働けるようになったのは、2021年(令和3年)10月に救急救命士法が改正されたからです。
それまで病院前救護に限定されていた救急救命処置が、院内でも可能になりました。
しかし、病院では医師や看護師が多数在籍するため救急救命士が直接処置を行う機会は多くはありません。この法改正の目的は「良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制の確保を推進するため」とされ、医師や看護師からのタスクシフトを目的とされています。
当院での救急救命士は、救急隊からの搬送依頼の対応や、電話相談、直来患者のトリアージなどを行っていますが、今後は江戸川病院での救急救命士の役割を確立し医師や看護師からのタスクシフトを担い、院内だけでなく地域医療に貢献していければと思っています。
少しでも救急救命士のことを知っていただければ嬉しいです。ありがとうございました。
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