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3A病棟ストーマ係

部署紹介

こんにちは、今回のブログを担当します3A病棟のストーマ係です。
3A病棟は現在消化器外科と消化器内科の混合病棟として、消化器疾患を抱える患者様と関わりケアを行っています。

消化器外科では多くの消化器疾患を扱います。中でも大腸癌の手術では人工肛門(通称ストーマ)を造設することがあります。ストーマ造設と言われましても、患者様の中には全くイメージのわかない方や不安を強く感じる方も多くいらっしゃいます。
そこで今年からストーマ造設の可能性がある患者様に対して、外来の時点でストーマに関するパンフレットやアンケートをお渡ししています。術前から患者様にストーマに関するイメージや疑問点を持ってもらうことで、入院後すぐに支援できるように取り組んでいます。

当院でストーマを造設する患者様には、退院後ストーマ外来へ来てもらうことで社会復帰後のフォローアップも行っています。ストーマ外来では退院後の様子をうかがいながら自宅での生活に合わせて生活指導や装具選択を行っています。皮膚トラブル出現時や装具選択に難渋した際には皮膚排泄認定看護師に相談し、助言を受けながら患者様に適したケアを提供できるように調整しています。
ストーマ外来でも充実した支援を行うために、今年の8月からストーマ外来の枠を増やしました。大腸のストーマ外来は今まで2週間に1回でしたが、毎週火曜日に変更し退院後の支援を行っています。退院後は患者様がご自身のストーマを管理されますが、装具から便が漏れたり皮膚が荒れてしまったりなど様々なトラブルが起こることがあります。そんなときに患者様が一人で悩まず相談に乗ることができるよう体制を整えています。

またストーマケアには多岐の知識が必要となりますが、業者さんの協力を得て病棟で定期的に勉強会を行っています。勉強会は病棟スタッフが学びたい内容を中心に実施しています。今年は身体障害者手帳などの社会保障について、各業者の装具の特徴、新しい製品の特徴を中心に行いました。勉強会を行うことで病棟スタッフのストーマに関する知識が向上し、患者様に還元できるよう学びを深めています。
その他にもストーマ係の活動として、12月に某業者主体の症例発表会に参加する予定です。症例発表会では江戸川病院でのストーマ造設患者様の症例を発表し、多施設での事例を聴くことができます。装具選択の振り返りを行い、また他施設での症例を知ることで、当院でのストーマケアの充実に結びつけたいと考えています。
ストーマを造設するということは患者様にとって不安の大きなことだと思います。ストーマ造設の手術を受けられた患者様の不安な気持ちが少しでも軽減するように、また退院後のストーマ保有者の方々が快適に生活できるよう、お手伝いできたらと考えています。


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