乳癌看護
教育皆様こんにちは。今回ブログを担当させて頂く教育委員会の弦巻です。
9月13日の土曜日、午後13:30~14:30に乳癌看護認定看護師の資格を持たれている2N病棟の立山さんに講師をお願いして、乳癌看護に対する研修を実施しました。対象となるラダーは限定せず、院内で興味のある全ラダーの方が参加対象となっています。今回は12名が参加されました。
内容としては、乳癌の特徴、女性のライフスタイルと乳癌の関係、乳癌の病態と治療、乳癌患者が抱える社会的背景とその支援という4つの項目に応じて講義をして頂きました。
現代社会に生きる人間の生涯において、癌と診断される確率は2人に1人であり、乳癌は女性の部位別癌罹患数では1位、部位別癌死亡数では4位となっています。病期分類に応じた治療内容や術式の違いについても学ぶ事ができました。各術式の違いや術後治療についても講義があり、受け持った事の無いスタッフでも乳癌看護に対する知識を深める事のできる内容になっていたと思います。看護介入を考えるポイントとしては、共通性の特徴を踏まえながら、今現在どのような問題、体験に直面しているのか、という点とボディイメージやセルフケア指導など必要な支援は何かという点を組み合わせて考える事が重要となります。乳癌と聞くと、女性特有の疾患という印象がありますが、診断を受ける患者さんには男性も居ます。関わりのポイントとして、話すこと、聴くことの大切さも聴講でき、どのような疾患においても活用できるコミュニケーション方法を改めて学ぶ事ができたと考えます。積極的傾聴、受容、共感、保証、適切な情報提供の中身と対象が得られる効果について知る事で、経験年数や所属する科に限らず看護としてのコミュニケーションのあり方を実感できたのでは無いでしょうか。土曜日半日勤務の後の出席者も多く居る中、専門資格を有する認定看護師の方に直接講義をして頂ける貴重な学習機会を設けられたと思います。講師をして下さった立山さん、ご多忙な中、本当にありがとうございました。
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